365日の夏休み by K子

2025年1月1日~2025年12月31日まで疑似無職な会社員のブログです。

実際休職するとどうなるのか~出ていくお金・入らないお金~

夏休み開始まで38日

だいぶ久々ぶりですね!
先週は休職するということで会社の方に誘われて2回も飲みに行きました。自分で言うのもなんですが、マジでともだち少ないのでめちゃくちゃ珍しいことです。
勢いで入った2軒目がシーシャバーで飲み物だけでもいいって言われたけど折角だからやるか!?ってシーシャ初体験したりしました。休職しなかったらこれも一生体験しなかったかもしれないと思うと不思議なことです。

明日は平日休みなので休職に当たりと言うか当面収入がなくなるに当たりの金銭の工面などで銀行へ行くので(定期を解約する)、ついでにお金の話などちょっとまとめてみようかなと思います。
無職……ではなく1年休職するとどうなるのか!?
割とこれあんまネットで調べてもなかったので書いてみようかなと。

給料がなくなる

いや当たり前やん!まあそうなんですけど。

年収手取り分お金が入ってきません。

改めて書くと厳しいですね。いやーん!ちなみに病気だったり産休だったりするとなんらかの手当がありますけれども、ただ休みたいだけなのでなんも出るワケありません。
まあでもここらは分かると言うか休むんだっらそらそうね!?という話です。
失う年収を思うとこつこつ勤続年数重ねてきたあとだとなかなかに金額がでかいなあ……と感じ入るところはありますね。いやはや。

社会保険料はどうなるのか

気になる!?気になるよねえ!これですよ。
わたし最初は自己都合で休職するんだから、脱退(国保国民年金)か任意継続かな?と思ってたんですよ。1年任意継続って半端ないので脱退しかあるめえと思っていたんですが、

休職=雇用が継続している間は社会保険加入必須

で選択肢がない。なおかつ、

事業者負担分は事業者が負担する必要がある

ので任意継続みたいにわたし(従業員)に全額払わせるわけにはいけないんですね。
つまり会社側から見たらわたし(従業員)を1年休職させるってことは、1年遊んでるやつの社会保険料を会社が半分負担するってことなんですよね。
ちなみにこれわたし本格的に交渉に入ったあとで知りまして。正直、

よく休ませてくれたな!?

と思っています。
●万払ってでもキープしとくか……というくらいの人材とは思われていたようです。ありがたや。
休職の交渉をもしする方があればこのへん会社にとって結構デメリットなので、そこを自分が埋められるかどうかになると思います。わたしはなんも考えてなかったのですが、結果okでした。
(早速参考にならない方向へ)
社会保険料とか考えると若いうちのほうがダメージ少ないですが、若い≒経験の浅い人間をわざわざ社会保険料払って会社がキープするかと言うと微妙ですし、若ければ転職もしやすいので若い方は普通にいったん退職するのがいいのかもですね。

休職していても雇用関係が継続している限り社会保険加入が必須というのは、おそらく労働者を保護するためだと思うのですが、1年休むとなるとなかなかです。まあたぶん、遊ぶために1年休職するやつのことを制度設計に含めてはいないと思いますし、そりゃ当然かではあるんですが。

社会保険料の金額

これも気になりますよね!結論から言うと、

大凡最終月の社会保険料まんまを1年払い続ける

ことになります。給料なくても変わらず!ぴえん。
収入ないのに!?随時改定はどうした!労務は仕事しろ!って思うやん!?でも金額変わらなくて正解なんです。途中諸々すっとばしますが、標準月額報酬の計算するときに当然実際の月収で計算するのが通常なのですが、「支払基礎日数」となる17日に勤務が満たない場合は直前の標準月額報酬をそのまま引き継ぐんですね〜!当然休職してるから勤務日数ゼロ!従って随時改定だろうが定時改定だろうが、

標準月額報酬は不動ッ……!

というわけでわたし(労働者)も会社も労働も賃金も発生してないのに休職直前の社会保険料をずっと払い続けることになります。これも本来は休職により将来の年金の給付率などで労働者に不利にならないようという配慮もあるんだとは思うんですよ。たぶん。そりゃ1年くらいでそんな変わらんわではあるんですけど。問題は1年意味もなく遊びで休職するやつのことを制度が想定していないだけで……。

このへんのことは「従業員が休職する場合」の対応として企業側に向けた書き方ではあるのですが、弁護士事務所や会計事務所なんかのサイトによく解説がありました。
労働者向けではないので分かりにくいところもありますが、最終総務部の方ともお話した結果、わたしの認識で間違ってなかったようです。

houmu-pro.com

住民税

普通にかかります。だいたいの社会人の皆様はご存知かと思われますが、住民税は昨年の収入に対してかかるのでナウ収入がなくてもかかるわけですね。社会人なりたてのときに2年目、昇給したはずなのに手取りが減る現象が起こるのはこのせいですね。
ちなみにわたしはこのへんのことと副業するつもりはぜんぜんないのですが、万が一副業的なことが発生した場合のことも考え、1月〜12月の1年休職としました。1年会社からの収入がない状態だと、何か申告するにしてもやりやすいと思いまして。
なので復帰後1年は住民税かからない期間があるのでまあ……。

世界一周する方なんかは籍を抜く方もあるみたいですが、前述の「休職中も労使とも社会保険料をかける義務がある」からすると、休職かつ籍を抜くとなんか厄介なことになりそうな気配がします。が、これはわたしは元々検討していないので調べていません。

所得税雇用保険

これはかかりません!所得税はまあ所得ないのだからそう。
雇用保険も勤務が発生していないので支払う必要はなし。けどこれ、休職中にどうしてもトラブルあって会社出て会社内ですっころんで骨折ったりしたらどうなるんだろうな!?とはちょっと思いますね。労働の内容的には身体的危機はほぼないので、もし出社することがあれば慎重に行動したいと思います。

出ていくお金・入らないお金まとめ

つまり……

入らないお金→手取り年額相当
出ていくお金→控除額年合計相当
(※所得税雇用保険はかからずだけど最早誤差にしか見えない)

となるわけで、合わせると丁度年収分ってことですね。
わたしはそっと「入らないお金」のことは見ないことにしています……。合計で「こんだけかけて休むの!?」と思ったら……いや怖いですね!怖いですね!

それでも「休職」する理由

ここまで読めばお分かりかと思いますが、正直一度辞めたほうがお金かからないんですよ。
国保のほうが圧倒的に安いですし。それでも休職で考えたのは、

年収をキープしたい

と言うのと、正直労働が嫌いなだけで今の会社がめちゃくちゃ嫌いなわけでもないから転職って感じでもないと言う理由でした。や、まあそのへんはまた改めて書こうと思ってますが、厳密には「ダメ元で休職言うてみてダメだったらダメだったときに考えるか」って感じでしたけど。
現在わたくしうれしはずかし花の四十代でして、別に何のスキルもないわけでもない(と思う)のですが、資格職とかではないので

「客観的にスキルが説明しづらい」

んですよね。
コンサル抜きでひとりで他社がコンサル入れて取るような認証取ったりとかもしてるし、物流もかじってるしコールセンター運営もやったし経理も5年やったし、なんか盛ったらええ感じの職務経歴書かけそうな気もするんですが、言うてぜんぶ数年ずつやっただけだし、そのへん盛り過ぎて実力以上に見られるのもアレだし、まあ何ていうか典型的な文系大卒総合職の技術以外はなんでもやります准マネジメント職なんで、非常に自己主張が難しい。
(ちなみに技術もちょっとかじらされている……。)
若ければまあ準新卒的に成長期待枠があると思うんですけど、この年齢では自分の経験に見合った適切な会社を探してうまく自分を売り込まないと絶対に年収は落ちる。
そんで、別にそこまで熱意をかけて転職したいわけではないと言う……。
ちなみに交渉の過程で、いったん退職→復職の話もちらっと出たのですが(たぶん金銭的負担からするといちばんラク)、わたしのほうは、

・なんかめんどい
・いまいち復職できると言っても不安感
・退職金使い込みそう
・復職する気が失せだらだら無職の危機
・ビザとか取るときに「会社員」と名乗れるといいケースあるかも?

を感じ休職を希望しました。会社側は、

・退職だと時期がわたし(労働者)希望が強くなる
・ほんとに戻ってくるのかこいつ
・先進的な休職制度のある良い会社

あたりで休職の方を考えてくれたんだと思います。

まあトータルで結構お金かかるんですけども、それで生涯年収をいくらか守れ慣れた仕事に戻れると思えば妥当じゃないかなと思ってます。うん。たぶん。きっと。